第21章 貿易を科学する			
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -9-			
「点」をつないで「線」で貿易事業を創る 			
			
第20章の続きです。			
			
未来の目標から逆算して、貿易事業の目標を			
設定しました。			
			
貿易事業で成功するには、結果目標から逆算			
すること。			
小さな失敗を恐れずに成功するまで継続する			
ことが大切ではないかと前章で申しました。			
			
しかし時間に限りがあります。継続するにも			
その限度があります。			
どうすれば、その限度以内に目標を達成する			
ことができるでしょうか。(最速で)			
			
それには、試す事業内容を超高速で行うしか			
ありません。			
特に、資金も人脈も技術も何も状態の場合、			
経験を積まない限り、自分に最適な事業を			
創るのは困難でしょう。			
			
それでは、どうすれば超高速で貿易事業を			
試すことができるでしょうか。			
			
前章で他人も含め、協力を仰ぐことを提案			
しました。実際、どのようにしてそのような			
協力を求めれば良いのでしょうか。			
			
一番簡単なのは、まずは自社商品のモニター			
になってもらうことです。			
自社で企画した商品を評価してもらうという			
ことです。			
これは商品かその写真や仕様が明確であれば			
簡単にできます。			
			
協力を求められる人もその商品に対する意見			
を述べるだけなので特別な準備も不要です。			
まずは、気軽に相談に乗ってもらうことです。			
			
その商品を共通の話題とし、自他がつながる			
ということです。			
ここでは自他が何かでつながることを「線」			
と呼ぶことにします。			
			
誰にも相談しない、商品を見せない場合、			
自分の一人だけの世界となります。			
この時、誰ともつながっていないので、			
この状態を「点」と呼ぶことにします。			
			
まずは、「線」の状態になることを目指し			
ましょう。			
しかし、その場合、少なくとも話題の中心			
となる、商品が必要です。			
			
商品の原案ができるまでは、「点」です。			
何か商品のようなものができて、これを基軸			
に誰かに評価してもらうと「線」になるという			
ことです。			
従って、まずは何かの商品創りをすることが			
重要です。			
			
そして、その商品とはいわゆるモノでなくて			
サービスかもしれません。			
いずれにせよ、何かカタログのようなもので			
表現できるようでなければなりません。			
			
そして、いろいろな評価を集めて、商品を			
改良することにします。			
「点」から「線」になることで、商品が進歩			
することになります。			
			
自分では、独自の商品と思っていたものが			
実際には、すでに他社にも同様の商品が			
あるかもしれません。			
万一、特許商品であった場合は、			
販売することができなくなる可能性も			
ありえます。			
			
いずれにせよ、商品を限定的にでも公開			
することで、「他人」の知恵が集まると			
考えてみて下さい。			
商品を実際の市場に出す前に知恵を集める			
ということです。			
			
この「線」も貿易事業の万能細胞の一つです。			
ここでは「知恵を集める」細胞です。			
点は座標(場所)を示すためだけの存在で			
あり、数学的には「大きさ」持ちません。			
従って「点」だけでは細胞のような大きさな			
あるものには、なりえません。			
			
「線」になって初めて大きさを表す「長さ」			
になることができます。			
「長さ」を持つこということは現実に近づく			
という意味です。			
			
独りで考えている間は、形に近づきません。			
商品を創る過程でも、或いはできてから、			
誰かに見てもらうことを恐れないで下さい。			
尚、自分のアイデアを他人に盗まれたくない			
場合は、条件付きで公開することです。			
			
超高速で物事を進める時は、他の人の知恵を			
借りることに遠慮しないで下さい。			
このような文章を書き始めた筆者でさえ、			
最初の動機は、実はある人物へ貿易を教える			
ことがきっかけでした。			
			
他人は、自分の鏡です。			
貴方自身を映し出しています。			
手本を意味する「鑑」ではありません。			
他人に教えたり、教えを乞うことで、新しい			
自分を発見できます。			
			
筆者の事例をご紹介します。

このようなブログを書くきっかけは、ある人
に貿易の実務を教えることから始まりました。

無償ですが、個人的に教える立場になりました。
それを機会に、貿易原価計算プログラムを始め
さまざまな貿易ツールを作成したのです。

当社は、直接ある場所で教えていました。
しかし、筆者とその人の住居はかなり離れて
いたので、お互いに同じ場所に一定の時間を
割くのが困難になってきました。
そこで、個人的に教えるよりも、ウエブ上に
その講義内容をアップして見てもらうことが
簡単であると、気が付きました。

このようなきっかけが無ければ、多分この
ブログを書くこともなかったでしょう。

まずは、「点」から「線」へ			
			
     - 次章へ続く -	

22.貿易を科学する-最速で貿易の達人になる秘訣-10-

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