第20章 貿易を科学する	
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -8-	
「商」で目標とその根拠を創ること -3-	
	
第19章の続きです。	
	
未来の目標から逆算して、貿易事業の目標を	
設定しました。	
	
貿易事業で成功するには、結果目標から逆算	
すること。	
小さな失敗を恐れずに成功するまで継続する	
ことが大切ではないかと前章で申しました。	
	
そして、最初の頃は外注先をうまく利用して	
自分自身は、最重要な仕事のみに	
徹するべきではないかとも申しました。	
	
それでは、貿易事業において最も重要な仕事	
とは何でしょうか。	
それは、貿易事業で取り扱う商品を決定する	
ことです。仕入戦略・戦術を持つことです。	
そして、仕入先を発見して仕入ができる	
ように準備をすることです。	
	
すでに取扱い商品が決定している場合は、	
どのような営業活動によってより多く販売	
するのかを決める販売戦略や販売戦術を	
持つことです。	
	
そして、仕入においては、いかに「差」	
のある商品を持っている仕入先を探すのが	
重要です。より安く、より品質が高い商品	
を探すことです。	
また、これを販売する際には、いかに	
付加価値をつけて販売するかが重要	
です。そのために何を付け加えるのか	
企画せねばなりません。	
	
貿易事業の場合、仕入が最重要になるのは、	
輸入した商品を国内で販売する場合です。	
ここでは、国内でのネット販売を想定します。	
	
逆に、販売が最重要になるのは、	
国内商品或いは第三国生産の商品を、	
国外へ輸出する場合です。	
ここでは、海外向けの販売サイトへ登録	
して販売することを想定します。	
	
どちらの場合も、下記の式が当てはまる	
はずです。	
	
A売上 = P x W x U x F	
P商品点数xW出品窓数xU単価XF購買率	
*U単価とF購買率は、平均の値とします。	
	
例えば、100点の商品を準備し、10の	
市場に掲載した時、その露出度は	
1000点分となります。	
	
そして、もしその平均単価が5000円で	
平均購買率が10%の場合、	
1000点 x 5000円 x 0.1 	
 =500,000円が売上となります。 	
	
取扱い商品点数とその出品市場数	
に正比例して売上が増えるということです。	
同様に、単価、購買率に正比例して売上	
が増加します。	
	
この中で、購買率を高めるのが一番難しい	
と思われます。	
その理由は、市場で競合するからです。	
競合商品との差別化ができていない場合、	
購買率は上がりません。	
また、安易に安くすると利益が不足します。	
	
そこで、別の章でも述べましたように、	
何か付加価値を付けて差別化することに	
なるのです。商品仕様や商品の売り方を	
工夫することで、差別化を図りましょう。	
	
その上で貿易事業におけるいろいろなビジネス	
モデルを試すのが重要です。	
そのための方法を以下、ご紹介します。	
	
①貿易シュミレーターサイトに参加して	
貿易事業の実験に参加する。	
その詳細は、別な章でご紹介します。	
	
②副業として成功するまで自分で進めたい	
貿易事業を試す。	
成功したやり方や商品が見つかるまで	
いろいろと試すことです。	
	
③自分の貿易事業企画を、あえて他人	
に依頼して実験的にやってもらう。	
そのような請負い、実験サイトも別な章で	
ご紹介します。	
	
要は、多くの経験を疑似的にでも積まないと	
自分に適合した貿易事業モデルを発見する	
のは困難であるということです。	
	
言い換えると、自分に適合した事業モデルは	
それが発見できるまで、継続して挑戦すると	
いうのが、絶対的な条件となります。	
	
できれば、全て一人でしたいでしょう。	
しかし、どうしても時間的な制約など困難	
な場合は、家族や友人・知人の協力を得る	
ことも必要です。さまなくば、安価な外注先	
を探してみることです。	
	
そこで、目標金額を決めた時点で、上記の式	
に従って、割り算をして売上要素を見直す	
ことです。	
	
目標金額が、100万円の場合で、前述の式が	
当てはまると仮定とすると…	
点数、窓口数、単価、購買率のどれかを2倍	
することができれば、目標が達成できます。	
実際は、4要素の組合わせで決定できるので	
それぞれの数字を変更することで	
可能性の高い計画を作成することなります。				

     - 次章に続く -