第33章 貿易を科学する	
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -21-	
「和」のシュミレーション	- 4 -
	
第32章の続きです。	
	
本章では、「和」を発見するための	
チェックリストをご紹介します。	
「和」とはプラスの価値、「付加価値」	
のことです。	
	
前章では、そのチェックリストとして	
①「和」を創造するために、違う定義の事業を	
加えてその事業を再考することにしました。	
	
前回は貿易事業に情報技術事業を付加する	
ことで新しい事業展開を検討しました。	
	
今回は貿易事業に提携事業を付加することを	
検討します。	
	
まず、貿易事業者は、輸入業者と輸出業者に	
大別することができます。	
そして、実際には、輸出と輸入の両方を主な	
事業として展開している会社は少ないです。	
もちろん、大企業や大商社は除いた時です。	
	
特に中小企業の場合、資金面の問題もあり、	
ほとんどの場合、輸入と輸出とはっきり	
区別されるケースが多いようです。	
	
筆者の経験値も含めて、一般に貿易事業では	
互いに競合関係になり易いということもあり	
貿易事業者同士の交流は少ないようです。	
業者が同じ場合は、商品のグレードや用途に	
ある程度市場の棲み分けがあるので、	
お互いに不得手商品を分け合うということも	
あります。	
	
そこで、あえて違う業種間での取引を行う、	
業務提携を行うビジネスを提案したいという	
ことです。	
この場合、異業種同士の提携とします。	
そして、輸出と輸入の違いもあるのもとします。	
初期の時点では、お互いにまずは競合しない	
ことを前提に業務提携を行ってはどうかと	
いうことです。	
	
異業種(異なる業界)で異業態(輸出輸入)	
同士が貿易事業の枠組みの中で業務提携	
してはどうかという提案です。	
	
例えば、バイク業界とアウトドア業界同士の	
提携です。中古バイク輸出者とアウトドア品	
輸入者との提携です。	
現行でこのような異種異業態間提携は少ない	
はずです。しかし、そこが付け目です。	
	
まず、すぐに競合する可能性が少ないので	
いろいろな可能性を検討することができます。	
どんな業務を提携すべきかを検討します。	
お互い持っている業務上の強みと弱みを	
知ることで提携できる分野が発見できるか	
もしれません。	
	
例えば、バイク業界の場合、明らかにアウト	
ドア業界とは関係がありそうです。	
しかし、実際にはそのような交流はほとんど	
ありません。	
町のバイクショップでアウトドア商品を販売	
しているところはほとんどありません。	
例えば、テントや野外調理具など。	
	
一方、アウトドア専門店でバイクやバイク	
部品を販売しているところも少ないと	
言えるでしょう。	
	
あえて、他業種との業務提携を検討すること	
で事業の幅が広がるかもしれません。	
バイクはアウトドアへの移動手段でもあり、	
移動後の考慮すれば、実際にはもっと関連	
ずけられた事業があったとしても不思議は	
ないと考えられます。	
	
今までそのような提案者がほとんどないため	
成り立っていないだけかもしれません。	
	
他業界との業務提携という視点で	
貿易事業を見つめ直してみることです。	
				
     - 次章へ続く -			

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